【最新版:東京都心再開発】2026年竣工予定のオフィスビル一覧(まとめ)

東京都心のスカイラインは、2026年に向けて顕著な変貌を遂げています。

数々の再開発プロジェクトが進行中であり、その中心には革新的なオフィスビルの建設があります。これらのビルは、最先端の設計とテクノロジーを駆使し、働き方の未来を形作ることに貢献します。

この記事では、2026年竣工予定のオフィスビル一覧をまとめ、それぞれのビルが東京の都市景観にどのような影響を与えるかを探り、都市開発の新たなマイルストーンとなることを期待しています。

目次

渋谷区エリア

都市再生ステップアップ・プロジェクト(渋谷地区)渋谷一丁目地区共同開発事業

事業名称渋谷一丁目地区共同開発事業
所在地東京都渋谷区渋谷一丁目18番3他
交通東京メトロ・東急・JR・京王「渋谷」駅
主要用途事務所、賃貸住宅、こども教育施設、店舗、多目的ホール等
規模地下2階、地上14階
構造
建物高さ最高高さ:74.8m
軒高:61.8m
設計・監理
施工
敷地面積9,670.81㎡
建物面積
延床面積46,577.46㎡
総貸室面積
照明
空調
エレベーター
駐車場
基準階面積(事務室)
床荷重
天井高
OAフロア
コンセント容量
照度
竣工予定2026年2月予定

渋谷駅に近い約10,000平方メートルの貴重な土地に、延べ床面積約50,000平方メートルの複合開発プロジェクトを計画しています。今後、東京都や渋谷区との間で基本協定を結び、「MITAKE Link Park」(仮称)を整備し、このプロジェクトを推進する予定です。この開発は、人、物、情報が繋がる場を目指しています。

ヒューリック株式会社は、渋谷・青山エリアを戦略的に重視しており、新たに手がける子ども教育事業「こどもでぱーと」にとっても、この立地は非常に魅力的です。また、公私パートナーシップ(PPP)方式による開発を成長戦略の一環としており、このプロジェクトで10件目の選定を受けました。今後もPPP事業を積極的に展開していく方針です。

中央区エリア

日本橋一丁目中地区再開発C街区

事業名称日本橋一丁目中地区再開発C街区
所在地東京都中央区日本橋一丁目32番
交通東京メトロ銀座線・東西線「日本橋」駅直結、都営地下鉄浅草線「日本橋」駅直結
東京メトロ半蔵門線「三越前」駅徒歩3分、JR線「東京駅」徒歩10分
主要用途事務所, 共同住宅, ホテル, 店舗, 集会場, 駐車場
規模地上52階、塔屋3階、地下5階
構造S造, 一部RC造、SRC造
建物高さ283.96m
設計・監理
施工日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業建設共同企業体
(代表企業:清水建設 A街区:大林組、B街区:清水建設・錢高組JV、C街区:清水建設)
敷地面積15,564.16㎡
建物面積12,590.79㎡
延床面積374,003.62㎡
総貸室面積
照明
空調
エレベーター104基(480m/分、4,550kg・300m/分ほか)
駐車場約400台(荷捌用を含む)
基準階面積(事務室)
床荷重
天井高
OAフロア
コンセント容量
照度
竣工予定2026年3月31日(予定)

「日本橋一丁目中地区再開発C街区」プロジェクトは、日本橋川沿いで今後予定される5つの市街地再開発事業※の中で最初の竣工を予定している周辺開発のリーディングプロジェクトです。街の象徴である名橋「日本橋」に隣接する本プロジェクトは、以下の施策を通して、その立地に相応しい、日本橋エリアの新たなランドマークとなります。

エリア最大級のフロアプレートとなる低層部(10階~20階、基準階面積約1900坪)と高層部(22階~38階、基準階面積約1300坪)にて構成され、開放的かつハイグレードなオフィス空間を実現します。屋外スカイガーデン(10階・22階)では光や風を感じながら東京のアーバンビューを余すことなく享受できます。

港区エリア

高輪ゲートウェイシティ(複合棟II)

事業名称高輪ゲートウェイシティ(複合棟II)
所在地東京都港区港南2丁目、芝浦4丁目、高輪2丁目
交通JR山手線・京浜東北線「高輪ゲートウェイ」駅
都営浅草線・京急本線「泉岳寺」駅
主要用途事務所、物販店舗、飲食店、フィットネス、クリニック、子育新施設、地域冷暖房施設、自動車車庫等
規模地上31階、地下5階、塔屋1階
構造鉄骨造 一部 鉄筋鉄骨コンクリート造、鉄筋コンクリート造
建物高さ166.86m
設計・監理品川開発プロジェクト(第Ⅰ期)設計共同企業体(構成員代表者:JR東日本設計)
施工大林組
敷地面積14,996.38 ㎡
建物面積10,835.82 ㎡
延床面積208,164.26 ㎡
総貸室面積
照明
空調
エレベーター
駐車場駐車場:約420台(うち荷捌き用:約10台)
駐輪場:約570台、バイク置き場:約25台
基準階面積(事務室)
床荷重
天井高
OAフロア
コンセント容量
照度
竣工予定2026年3月31日(予定)

TAKANAWA GATEWAY CITY 複合棟Ⅱは、東京都港区に位置する31階建て、地下5階、高さ約167メートルの巨大な超高層ビルで、現在建設中です。このビルは、高輪ゲートウェイ駅前の大規模な開発プロジェクト「TAKANAWA GATEWAY CITY」内にあり、「泉岳寺」駅の東側のエリアに位置しています。

この施設は、地下にエネルギーセンター(CGS・地域冷暖房施設)を備え、低層階には商業施設、フィットネスセンター、クリニック、子育て支援施設があり、中高層階にはオフィススペースが設けられています。外構部分では、「高輪築堤」の一部が現地保存され、建物の位置が東側に移動することになり、2021年11月には都市計画の変更が行われました。

このビルは、エネルギーセンターや地域冷暖房設備を通じて、環境性能の高いエネルギーを供給し、災害時にも電力と熱を確保できる機能を持っています。さらに、LEED BD+C CS(バージョン4)の予備認証シルバーを取得しています。

建築主は東日本旅客鉄道株式会社で、設計は品川駅車両基地跡地開発に関わる共同企業体が担当し、全体のデザイン構想はピカード・チルトン、隈研吾建築都市設計事務所によるものです。施工は株式会社大林組が行い、着工は2021年2月1日、竣工予定は2026年3月31日です。

(仮称)南青山三丁目計画

事業名称(仮称)南青山三丁目計画
所在地東京都港区南青山3丁目150-1
交通東京メトロ銀座線、千代田線、半蔵門線「表参道」駅
東京メトロ銀座線「外苑前」駅
主要用途共同住宅、事務所、ホテル、販売店舗、飲食店、その他
規模地上38階、地下3階、塔屋3階
東屋:地上1階
構造鉄骨造および鉄筋コンクリート造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造
(東屋:鉄骨造)
建物高さ149.95m(最高160.20m)
設計・監理鹿島建設株式会社
施工鹿島建設株式会社
敷地面積4,358.51㎡
建物面積1,676.88㎡
延床面積46,023.21㎡
総貸室面積
照明
空調
エレベーター
駐車場
基準階面積(事務室)
床荷重
天井高
OAフロア
コンセント容量
照度
竣工予定2026年3月31日(予定)

MABD合同会社(東京都)は、東京都港区南青山三丁目の表参道駅近くに、共同住宅、事務所、ホテル、販売店舗、飲食店などで構成される地上38階、地下3階、高さ最高160.20m、延べ面積46,023㎡の超高層ビル「南青山三丁目計画」を新設します。建設地は青山通りに面した駐車場跡地で、東京メトロ千代田線、銀座線の表参道駅から北東側徒歩約5分の場所に位置します。プロジェクトマネージャーは三井不動産、設計・施工は鹿島建設が担当し、2026年3月末に竣工する予定です。

品川区

大井町駅周辺広町地区開発 A1地区 住宅・ホテル棟、オフィス棟

事業名称大井町駅周辺広町地区開発 A1地区
所在地東京都品川区広町二丁目3721番1他
交通JR「大井町」駅
主要用途事務所, 共同住宅, ホテル, 商業施設, 駐車場
規模地上26階/地下3階
(住宅・ホテル棟:地上26階/地下2階、オフィス棟:地上23階/地下4階)
構造S造, RC造, SRC造
建物高さ115m
(住宅・ホテル棟:約107m(T.P.+115m)、オフィス棟:約114m(T.P.+122m))
設計・監理JR東日本建築設計
施工竹中工務店
敷地面積2,2340.00㎡(A1地区全体)
建築面積14,499.00㎡(A1地区全体)
延床面積250,000.00㎡(A1地区全体)
総貸室面積
照明
空調
エレベーター
駐車場約390台(A1地区全体)
基準階面積(事務室)
床荷重
天井高
OAフロア
コンセント容量
照度
竣工予定2026年03月末日(完了予定)

2023年3月7日、JR東日本は、2023年4月に本体工事を開始することを発表しました。当初の計画では、2022年12月下旬に着工する予定でしたが、2023年2月時点で施工者が決まっていませんでした。最終的に、施工は竹中工務店が担当することになりました。

大崎駅西口F南地区第一種市街地再開発事業施設建築物

事業名称大崎駅西口F南地区第一種市街地再開発事業施設建築物新築工事
所在地東京都品川区大崎三丁目500番の一部
交通JR「大崎」駅
主要用途事務所, 共同住宅, 店舗, 保育所, 公益施設, 駐車場
規模地上37階/地下3階
構造RC造, 一部S造、SRC造
建物高さ143m
設計・監理日建設計一級建築士事務所
施工前田建設工業 東京建築支店
敷地面積5,054.42㎡
建築面積3,030㎡
延床面積53,400㎡(容積対象面積:約32,850㎡)
総貸室面積
照明
空調
エレベーター
駐車場約136台
基準階面積(事務室)
床荷重
天井高
OAフロア
コンセント容量
照度
竣工予定2026年02月中旬(完了予定)

豊島区エリア

グランドシティタワー池袋

事業名称南池袋二丁目C地区 第一種市街地再開発事業 施設建築物(北街区)
所在地東京都豊島区南池袋二丁目25番 他
交通JR「大崎」駅
主要用途事務所, 共同住宅, 店舗, 公共公益施設
規模地上52階/地下2階
構造RC造, 一部S造
建物高さ189.480m(北街区平均G.L.(T.P.+30.34m)より)
設計・監理INA・清水・前田設計共同企業体
施工清水・前田建設共同企業体
敷地面積8,761.09㎡
建築面積5,256㎡
延床面積111,500㎡
総貸室面積
照明
空調
エレベーター19基(住居用:9基、非常用:2基、駐輪場用:2基、その他施設用:6基)
駐車場駐車場:348台
駐輪場:1,331台
基準階面積(事務室)
床荷重
天井高
OAフロア
コンセント容量
照度
竣工予定2026年03月(竣工予定。入居(引渡し)予定:2026年09月、事業完了予定:2027年04月)

まとめ

2026年に竣工予定のオフィスビルは、東京都心の再開発の象徴となるでしょう。これらのビルは、持続可能性と効率性を重視した設計により、従業員の満足度と企業のブランド価値の向上に貢献することが期待されます。

この記事で紹介したビル一覧は、東京の都市開発の新たなマイルストーンとなり、世界中の都市開発における新しい潮流を示すものとなることでしょう。

将来的には、これらのビルが東京の経済と文化の発展に大きな役割を果たすことが期待されています。

目次